2016年4月27日水曜日

クラシックロングボードの報告

リアルラインの浅井プロからのレポートが来ました。                  
安定したノーズライディング浅井プロ
 
4月下旬、右のライディンク写真は浅井プロで場所は磐田市豊浜海岸でのです。Puフォームのスクウェアテールのラウンドボトムのレトロボード系のシングルフィンロングボードですフロント、バックハンドも安定したノーズライディングの写真です。自分はロングボードシェイプでいつもはスタビライザー系のボードをシェイプが多いですが、シングルフィンのノーズライディングを主にしたラウンドボトムのレトロボード系のロングボードもシェイプします。浅井プロからの要望は「テイクオフは速く優しく乗れて、ノーズライディングに安定性のあるボードを」言われて、ロッカーとラウンドボートムの角度、ワイデスポイントの位置、全体的なバランスなど考慮してシェイプしました。









浅井プロとエアブラシ中のボード
4月23日磐田市豊浜海岸は腰から胸位、オフシュアーの良いコンデションでテストしたシングルフィンノロングボードです、写真は海に入る前の浅井プロとエアブラシ中のボードです。浅井プロからのレポートです。「クラシックモデルは、ノーズはフラットロッカー。テールは、キックテール、Vボトムとなっており、クラシックとモダンが融合したボードシェイプとなっています。テイクオフも早く、アウトサイドから容易に波をキャッチできます。滑り出しもスムーズで、初速スピードも軽快です。ボリュームのある見た目よりも動きは軽く、ターン等、ボードの取り回しはイージーです。ノーズライドも安定し、ダウンザラインで、ぐんぐんスピードが加速していきます。重いボードが好みの人は、ボトム&デッキを6オンスクロス2層×2層にすると、膝から腿くらいのパワーのない波でも推進力が増し、さらに楽しめます。DSクラシックモデルのコンセプトは、初心者から上級者まで、ノーズライディングの楽しさを実感でき、ボードの操作性も優れているため、膝くらいの小波から頭くらいのサイズのある波でも充分楽しめるモデルとなっています。浅井康之」


センターからラウンドVを強く
 
クラシックボードの特徴はラウンドボトムセンターからラウンドVを強くすることでスムーズな動きとなります、極端なカーブは避けてクリーンなカーブが重要です。全体的にボードが厚いので後ろ足の位置と力加減でボードが傾きやすくなるのでシンプルな動きになります、ノーズ幅を広げてノーズライディングの安定性を確保して、レールもボトムからの巻き込み(アップレール)を強くすることで大きなマニューバーを描くことでのクラシックボードの動きとなります。          













幅広いノーズとアップレール
 
詳細データはノーズ幅47cm、厚さ4.4cmのワイドノーズ、センターはワイデスポイントは幅と厚さはセンターより10cm前にしてテイクオフを速くして、テール幅は37cm、厚さ44cm、エンドテールは16cmでやや広げています、ノーズロッカー11.5cm、テールロッカーは10cmとストレートぎみしています。ラミネートはデッキ6オンスクロス×2層、ボトム6オンスクロス×1層で重くして安定性増しています。又、バフ仕上げです。


2016年4月25日月曜日

2016年EPSクイッカーロングボードについて

2016年ロングボードクイッカーについて                  
277cm×55.5cm×6.4cm

右の写真は地元湘南西支部で2年連続で優勝した鶴田さんからの再オーダーです、調子のよかったボードは折れてしまい、再シェイプ中です。全日本選手権を目指してコンテスト用にマニューバー重視したボードで、前回のボードよりも回転性に主にEPSスタビライザー使用でスタンディングホジションをなるべく一定のスタンスでターンからターンへのロスタイムを少なくして連続して技が出来るようにシェイプしました、ボードサイズは長さ277cm、幅55.5cm、厚さ6.4cmのラウンドピンてす。今回はマニューバー性能を高めるためにスタンディングエリアを前回より5mm広げ、Vボトムを1mmから2mm強くしています。これにより前回のボードよりショートボードのラインにより近づくでしょう。










マニューバ―性能高めるています。
ボードの詳細データはノーズ幅42cm、厚さ3.5、ワイデスポイントはセンターで厚さは6.4cmでテール幅34cm、厚さ3.8cmです、ロッカーはノース 12cm、テールロッカー11.5cmでロッカーはやや強く、レールは薄く、余分な浮力はカットしています。右上の写真はスタンディングエリアを広めてスピードと安定性を保持して、右下の写真はテールエリアのロッカーとVボトム強くしてマニューバー性能を高めています。クイッカー全体にVボトムを強めにしていますが今回更に強くして、テールエリアにはタブルコンケーブを長めに薄くして、軽く動くようにしています。












 
余分な浮力をカットした薄いレールとテールロッカーを強くして
マニューバー更に高めています。右上写真は薄いレールでいかにもスピードと回転性能がためています、右下の写真はテールロッカーを強めてよりショートボードに近いづきかせています。                   















説明を追加

ボードが薄いのでインネグラー使用で丈夫で軽めにしています、又、アゲインマジックでは丈夫で軽く、変色の少ないエポキシ樹脂スパーホワイト仕様でラミネートしています。右上の写真でも強いテールロッカーと分かります、右下の写真はインネグラーファイバーとスパーホワイト樹脂仕様です。後2週間位で
出来上がります、鶴田君からはライディングの報告がありますので又、アップします。





2016年4月11日月曜日

レトロボードからり報告

H.Aさんからシングルフィンラウンドピンの報告がありました。       
 ボードのチェツク
ボードの感触は「 昨日、新しいボードを持って磯高前に行ってきました。 サイズはムネ位で午前中は殆ど人が居なかったので楽しめました。 ボードは良く走り、ボトムからトップで返してまたボトムへ向かうという一連の流れがとても気持ち良く感じられます。なんと言ったら良いのか…ターンにトルクがあるって言うのでしょうか?しっかりとボトムに降りる大切さが良く分かります。また、レイト気味にテイクオフしても全く刺さりません。安定感があり、それでいて軽快さもあるので私にはとても良いボードす。 」 気に入ってもらいよかったです。古いテンプレットから今風の感覚を取り入れてシェイブしたボードでと゛のような反応があるか心配でしたが安心しました。


クリーンなボトムとレールは必須
H.Aさんから要望は「ガンタイプのシングルフィンでテイクオフが   
早く安定したボードでノーズエリアの方に浮力を持たせ、ノーズでもライディングが出来るように。」ボードサイズは長さ198cm、幅51cm、厚さ7.0cmのラウンドVボトムでフィンエリア手前からダブルコンケーブになっています、ノーズ幅35cm、やや厚めの4.9cm、テール幅34cm、厚さ4.5cm、ノーズロッカー12.5cm、テールロッカー4.4cmでクリーンラインのラウンドVボトムでシングルフィンボードの特徴で綺麗なドライブターンとシンプルな上下深い動きができるボトム形状です。右の写真は
VEEとコンケーブを入れて、レールもミディアムレールとアップレールを取り入れて、安定性とレールの食い込み過ぎを抑えるようにしています。







今回よかったのはラウンドVボトムとタブルコンケーブは深い  
VEEとコンケーブ
ボトムターンと軽い動きに必要なシステムです。H.Aさんから
「ボードは良く走り、ボトムからトップで返してまたボトムへ向
かうという一連の流れがとても気持ち良く感じられます。又、
ターンにトルクがあるって言うのでしょうか?しっかりとボトム
に降りる大切さが良く分かります。また、レイト気味にテイクオ
フしても全く刺さりません。」の報告を受けて、レールの形状
とボトムのVEEとコンケーブによってスムーズな動きが出来て、トルクを感じるのはボトムロッカーとエッジの付け方が良かったのでしょう。エッジはつけすぎは方向性が決まってしまい、軽い動きはなくなります、又、エッジは短いとテールがスライドしてスピードロスになります。このボードはテールか45cmから60cm位から付けています、ノーズに向かってエッジはなくしています。右の写真は綺麗なVEEをテールに向かって深くして、コンケーブが薄く入れています。このように細部にわたって調整をすることで良いボードが出来上がります。


2016年4月5日火曜日

幅広い対応のPocket 1デザインについて

ホケット1デザイン
183cm×50cm×6.3cm

去年12月に大多喜さんから難しい要望がありました、マニューバーはホケット1に近く、テイクオフはベーグルエアーの速さを生かせないですか、私はベーグルエアーとポケット1の長所だけを生かすのは難しいと伝えました、もしかしたら両方デザインを融合するので短所が現れて、バットデザインになるのではないかと心配しました。本人には懸念を伝えてから、トライしてみました。年齢40歳、体重73kg、週2回位のサーフィンを考慮して、ポケット1のノーズ幅、テール幅とワイドポイントなどのバランス、ロッカー、コンケーブの深さ、又、ベーグルエアーの長所を加えて出来上がったボードは右の写真です。本人は今年3月に湘南で会いまた、ボードの反応を聞きました、腰から頭位までオールランドに対応できテイクオフも問題なく、ベーグルエアーのマニューバーとは違い、ショーボードと同じライン取りが出来るといわれました。シェイパー冥利に尽きる葉と心配事はなくなりました。一本のボードにユーザーの希望と自分の技量と思いをボードに込めて削るので当たってよかったと思います、シェイパーは削るまでは自分のものですけどユーザーに渡したら残るのボードはどのように動いている、テイクオフは、ターンは大丈夫かとか心配事が残ります。






ターンからの前傾姿勢が素晴らしい。
ライディングの写真を見るとスピードと加速は問題なく、加速が出
来ればその他の技は繰り返しと工夫で上達します。ターンから加速姿勢は満点に近いです。テイクオフからの前膝の屈伸と後ろ足の屈伸の角度によって重心のかけ方は完璧で、それからの加速姿勢もよく、そのスピードを使いローラーコスターは素晴らしいです。















体重移動と前膝の屈伸のコーチ
昨年のウミヒコプレイサーフクリニックでの前足と後ろ足の体重のかけ方の指導が良かったと思います。コーチの内容は当たり前のことですが、極端に重心の移動はよくなく、両足に体重かけて動作によってかかる割合が違うと説明した。









このボードの詳細データはポケット1とベーグルエアーのシェイブデザインをホケット1寄りに合わせたデザインです。ショートボードに乗りたいが体力的に問題がある人でも節制と強い意志でショートボードが乗れると思ってください。詳細データ、長さ183cm×幅50cm×厚さ6.3cmでサーフィン歴15年体重73kgです。ノーズ幅34.5cm、厚さ3.6cm、テール幅36.5cm、厚さ4.2cm、ノーズロッカー12.2cm、テールロッカー4.5cmでやや薄目のシングルダブルコンケーブを入れて、バランスは5cmを前にしてテイクオフを速くしています、ノーズの浮力を抑えるためにセンターを厚めにレールは薄くしています。レール形状はミディアムレールで対応しています。上段の写真はセンター厚目てレール側は薄くして、中段は薄目のコンケーブ、下段はミディアムレールです。

             












2016年4月3日日曜日

2016ニューデザインEPS Bagel Air

Bagel Air EPS Wing Fish
168cm×50cm×6.0cm
2015年末に岩田プロからの要望で開発したEPSベーグルエアーでテイクオフの速さを生かしてマニューバーがショートボードとの動きができる、縦のリッピィングが出来るデザインです。対応策として、EPSの軽さを求めるのでレールは薄く、余分な浮力は省き、ウィングを入れる事でスタンディンエリアを広めにテールが狭くできるのでスタンディングエリアの広さでスピードと安定性を保ち、ウィンクからテールの狭さで回転性を生かすシェイプです。

ボードの長さは短く170cm位にしてボトム形状はコンケーブを深くして
ストレート部分を長くしてフィンポジョシンからテールにかけてはVEE
を強くしてスピートと回転性を確保しました。又、レールは薄く、トップ
はラウンドデッキにして全体的な浮力をカットするのでターンの時には
ノーズからテールまでのレールを使えるようにして加速しやすく、ターン時にはウィングを生かしてテールが沈みやすくなるので縦の動きは可能です。







余分な浮力をカットしたレール
このデザインは機敏性を求めるので軽量にラミネートするので4
オンスSクロス、インネグラーファイバーとスパーホワイト(エポキシ樹脂)仕様で丈夫で軽く、変色の少ないボードになります。乗
り方はレールも薄く軽いので極端な体重移動は避けて(沈み過
ぎでブレーキになります。)全体的にスムーズな体重移動が必要になります。シェイプではボトムレールのアップレールにしてレールは薄いローレールですが波に入りやすく、抜けやすくするデザインです。












ウィングフィッシュ
New Design Bagel Air EPSの詳細データについて          
長さ168cm×幅50cm×厚さ6.0cm でノーズ幅36cm、厚さ3.5cm、テール幅38cm、厚さ3.7cm、ノーズロッカー11.5cm、テールロッ
カー3.7cm のウィングフィッシュのエンドテールは15cmで狭く、スタンディングエリアは幅広く、フィンエリアから狭くするので一定のスタンスからスピートと回転性を出来るようにしたデザインです。





上の写真は最初のカットで下の
写真はプレイーだけの処理です。
EPSのシェイプについて
EPSはフォームが荒く、もろいのでプレイーはゆっくりとスムーズ  に動かしプレイナーでホトムを90%を完成させ、シュフォーム
はほどんど使わずサンドペーパーで仕上げます、そのためにテ
クニックと時間がかかりますレールホイルはサンドペーパーで丁
寧に削り整えます。表面をきれいに仕上げる事でラミネートが軽
く丈夫に綺麗なラインでできる事が大切です。
EPSのシェイブ時間はPUフォームより丁寧に細かくシェイプするので1.5倍位はかかります。












クリーンラインのボトム
New Design Bagel Air EPSのボトム形状は回転性とスピードを重視するので、右の写真の上段はフィンエリアからのVEEを強くして縦の動きができるようにしています、又、中段の写真はセンターエリアをやや幅広くしてシングルダブルコンケーブを深く入れてスピードを重視しています。
下段の写真は全体のボトム形状でずがクリーンなボトムカーブは水の流れをよくしてスムース゜な動きが可能になります。

















EPSのシェイプの留意点

サンダー使用とレールチェック
EPSは小さな粒(ビーズ)で空気が多く40倍谷30倍と表記で使用しています、柔らかく、もろいのでシュフォームはあまり使えません、基本 
に忠実なプレナーワークと刃の調整でゆっくりと動かし、ピンフォール
を作らないようにして丁寧に削ります。
レールホイルはサンダーとサンドペーパーを使い細かく削ることが大切です。2種類のサンダーを使い、レールのピンフォールを無くして、テール
サンダー使用し、シュフォームはなるべく使わずにレールホイルを綺麗なラインを作ります、又、レールチェックは大切です。